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樽の内側を焼く「チャーリング」とは

何のために樽の内側を焼いて焦がすのか?

樽の内側に火を入れて焦がす作業を「チャーリング」といいます。

管理人は残念ながら「チャーリング」の様子を生で見たことがありません。

したがって写真も持っていないため、分かり易い動画を拝借して添付しておきます。

是非ご覧ください。初めて見る人はびっくりすると思います。

ちょっとした感激を味わえますよ。

You Tubeチャーリングの様子 アサヒ新聞デジタルより

焼酎を貯蔵しているシェリー樽

いかがでしたか?

私はチャーリングの映像を初めて見た時に、映画「バックトゥザフューチャー」のタイムマシン(デロリアン)がタイムスリップして消えた後、轍に炎だけが残っているシーンを思い出しました。

 

チャーリングしないと意味がない。それくらい大事なチャーリング。

それでは何故、こんな風に内側を焦がすのか?

理由「バニラ香」と「琥珀色」のため。

ウィスキーや樽焼酎と言えば「琥珀色」で「バニラ香」の飲み物ですが

「琥珀色」も「バニラ香」もチャーリングよって生み出されるものです。

チャーリングをしなければ木の香りは移りますが、それは甘いバニラ香ではなく木そのままの香り。

日本酒の「樽酒」のような香りです。

焦がすことで初めて「バニラ香」が出てくるのです。

色もうっすらとは黄色くなるでしょうが、「琥珀色」にはなりません。

 

「焼き方」はステーキと同じで大まかに分けて3通り。狙った味になるよう使い分けます。

しっかり焼く「ヘビーチャー」

中は真っ黒。色も香りも濃い目に出る。蜂蜜やチョコレートを思わせる甘い香りが出ます。短期間で仕上げるのに向いている。

主にバーボンはヘビーチャーの樽に貯蔵します。

中くらいの焼き加減「ミディアムチャー」

中は薄墨色。ナッツやバニラの香り。中長期に熟成させるときに使われます。

主にカナディアンウィスキーはミディアムチャーの樽に貯蔵します。

軽めに焼く「ライトチャー」

中はこげ茶色。香ばしくキレの良い樽香。主に長期熟成に使われる。あまり樽香がつきすぎない設計の時にも使用。

ワインなど酒そのものの風味を活かしたい時にも使われる。

 

その他、一度使った樽をもう一度使う時には「リチャーリング」する時もあります。

You Tube  サントリー白州工場 リチャーリングの映像

 

「焦げ」ってそれ体に悪くないの?

最後にこの質問にお答えします。(結構みんな思っているでしょ。私も真っ先に思いましたよ。)

答えは大丈夫です。

「焦げ」には発がん性物質が・・というのはよく言われる話ですが、コレはタンパク質の焦げの話。つまりは動物のお肉。

(健康に害があるのは長期大量摂取時の話。普通の焼き魚の皮にできる焦げ程度なら、毎日1トンの焼き魚を100年食べ続けたくらいの量と言われています。ご安心ください。)

植物の焦げといえば、代表的なものは「炭」。

灰汁や竹炭濾過材などのかたちでこれまでも口にされてきました。

ですからご心配なく。

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では掲載商品の「チャーリング」情報も分かりますよ。(公表していない樽焼酎もございます)